2014年8月29日金曜日

人を生かす意志と刑法について

きょう午前、死刑囚2人の刑が執行されたそうです。

死刑制度については、世界中で賛否両論がありますが、私は次のように考えます。

B思考がエスカレートしてしまって脳と思考の暴走をその持ち主がどうにも制御できなくなり、人を殺すという行為に出てしまうのが殺人です。

一番良い方法は、その持ち主を、その持ち主の持ち物である脳と思考から解放してやって、生かす意志に帰らせてやることです。

その人の状態によってそれを実現させる確実が方法がない、というのが現実だとすれば、脳と思考に支配されたその人を、いかにして二度と罪を犯させないようにするかという、実現可能な現実的な方法を選択するしかありません。

日本の司法においては、まず身柄を拘束すること。それには終身刑とすることが含まれます。次にその人を抹殺して、国民の税負担からその人を拘束するための費用を完全になくすこと。これが死刑です。

この問題を考える上で、どうしても避けられないことがもうひとつあります。それは、死刑を廃止して終身刑となった犯罪者を国が養うということに対して、被害者の遺族の生き方にどう影響するかということ。さらに犯罪者の身内の人たちの生き方にどう影響するかということ。さらに同様の犯罪を犯しかねない人たちの生き方にどう影響するかということ。つまり他の人たちの人生への影響です。

終身刑でも死刑でも、そうした影響に変わりがないということであれば、死刑は廃止して終身刑までとするのが正しい選択になるのではないかと思います。国民の税負担は国家財政を圧迫するほどの額にはならないだろうと思われるからです。

日本で死刑が廃止されないのは、他の人たちの人生への望ましくない影響を最小限にとどめることが、死刑によって可能だと判断されているからでしょう。殺人などの犯罪が、当事者だけの問題ではないという点だけは、無視するわけにはいきません。