2014年5月26日月曜日

思考に支配されることと、思考を支配すること。

A思考とB思考の違い、簡単にいえば・・

A思考:思考を支配している状態での思考
B思考:思考に支配されている状態での思考

・・ということです。それぞれがどのような結果になるかといえば・・

A思考:相手から好かれる
B思考:相手から嫌われる

・・ということです。自分の今の思考を、言葉や行動に移した場合、相手から好かれるか? 嫌われるか? ということを予測すればいいのです。その予測は、決して難しいことではなくて、ちょっと考えたら簡単にわかることです。

簡単なことなのに、つい嫌われることを言ってしまう…というのは、本来の自分が、自分の思考に支配されてしまっているからです。

思考が自分を支配しようとするというのは、脳に “自分だけを守ろうとする” という “脳の本分” があるからで、それは “お腹が空くと何かを食べたくなる” ということと同じです。

激しい空腹状態でレストランに入ったとして、調理が簡単そうで早く出されそうな料理を注文したとしましょうか。自分がそれを注文した後で入ってきた隣の客が、調理に時間がかかりそうな料理を注文しました。ところが、隣の客の料理が先に出されて、自分のところにはなかなか料理が運ばれてきません。どう考えるでしょう?

おそらく多くの人が「レストランの店員にクレームをつけ、怒りを表してしまう」ということがあると思います。それこそが “自分だけを守ろうとする” という脳の働きです。もしかすると隣の人は三日三晩食べていない気の毒な人だったかもしれませんし、あるいは、自分より早く、店に来る前から注文を済ませていたかもしれません。あるいは他に、どこかになんらかの事情があったのかもしれません。

しかしそんなことは想像せず、「自分は必要以上に待たされた! 納得出来ない!」と考えるようなら、それは自分が自分の思考に支配されているということになります。これがB思考です。

一方で、 “何らかの事情” というものを、あらゆる可能性から想像してみることで怒りの感情には至らないということでしたら、それは自分が自分の思考を支配しているということになります。これがA思考です。また、仮にどうしても「クレーム」をつけなければならないという場合でも、A思考ができていれば、相手から嫌われずにすむはずです。「そんなことできるの?」と思われるかもしれませんが、そこをよく考えて上手に不満を伝えることができれば、思考に支配されていることにはなりません。

A思考は自分や相手を幸福にします。
B思考は自分や相手を不幸にします。